はじめに
「ある高校生のタロット占者が、女子高校生を占ってみて『塔』が出たので、 『あなたは今日、タワーリング・インフェルノを観に行くのでしょう』 とひらめいたことを口にしたところ、 『まァ!どうしてわかるのですか』 椅子から飛び上って驚いたというエピソードがある。」 木星王著 「秘伝 タロット占術」大泉書店刊より 私は、この文を読んで、解説書を閉じて、脇に置きました。 後に心理学を学び始めて、最初の講義で教授がおっしゃいました。 「統計学によって心理学は発展もしたが、堕落もした。 統計結果は、一般的なことは説明できても、例外の説明はできない。」 解説書に書いてあることは、「一般的な説明や意味」です。 今、あなたや私の目の前にあるカードの意味は、「今、この時の、この場所での個別の意味」を持っていると私は思うのです。 「知識」は「土台」だと私は考えています。その「土台」の上で、自分なりの「考え」や「閃き」や「想像力」が、様々な扉を開く鍵となるのではないでしょうか? |
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にゃおやしきの考え
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最もタロットらしいカードは、「愚者」だと思っています。 彼は、何物にもとらわれていません。 タロットとの付き合いも、「自由」でありたい、と私は思っています。 |