【タロットカードにまつわる思い出話】
その1:最初のタロットカードは雑誌の付録
初めて手にしたタロットカードは、某少女漫画雑誌の付録でした。「まつざきあけみ」という漫画家の描いたものです。印刷も紙質も良い物ではありませんでしたが、それなりに味があるもので、今となっては大変惜しいです。カードの一枚が3センチ四方くらいの大きさで、子供の手にも小さいものでした。
Rider版を元に78枚全部が描かれており、細かく綺麗な絵柄だったことを覚えています。
あれは、やはり捨ててしまったのでしょう。引越しを機に探してみましたが、見つかりませんでした。
ちなみに、この少女雑誌は付録に「The Book of Distiny」を付けたりもしていました。絵は同じ「まつざきあけみ」。こちらはトランプ大の大きさで外箱付き。カードもしっかりしていました。当時の編集者にこの方面に趣味のある方がいたのでしょうか?
これも大事にしていたんですが、実家を出る時に整理してしまったようです。
その2:チョコレートのおまけカード
某菓子メーカーがチョコレートのおまけに付けていたカードを懸命に集めていました。描き手は、イラストレーターの「松下進」と漫画家の「池田理代子」。今も持っています。
これについては、ちょっと不満がありました。大アルカナカードだけなのは良いとして、いわゆる「悪いカード」が含まれていないようなのです。「愚者」「隠者」「吊られた男」「死神」「悪魔」「塔」「月」。これらを探してどれだけ食べたか!あの時に一生分のチョコレートを食べきった気がします。
注)このタロットカードのちゃんとしたセットは抽選でもらえたり、購入希望者には通信販売もしていました。
その3:最初に買ったタロットカード
最初に購入したタロットカードは、榊その著「神秘のタロット占い入門」です。
なぜこれを買ったか?
自分でも覚えてないのですが、おそらく78枚セット&「ルネッサンス調」という売り文句に惹かれたのだと思います。
占い用としてはあまり好きではありませんが、別の意味で大切にしているカードです。
その4:友人の結婚と自分の失恋を当てた...
以前好きな人がいた頃、よく一人占いをしていました。
自分を占うのは良くない、という話も聞きますが、占いというものは宗教的なものとは別だと考えているので、気にしない主義です。
結果は良かったり、悪かったり。一人占いの悪いところは、どうしても良い方向に解釈してしまうことですね。
ある日、友人同士で集まった時に占いの話が出て、占いをやってみることにしました。私は他人を占うのは初めての経験でした。
1人目は、数年来付き合っている相手と結婚できるかどうか。ケルト十字式で占って、結論のカードが「太陽」でした。これは「結婚するよ」と言うしかありません。
もう1人は、現在付き合っている人との今後。同じくケルト十字式で占いました。カップの5と何かのカードの組み合わせから「今の彼とは別れそうだけれど、別の恋人ができる」と言いました。後から聞いた話では、当時の彼女は故郷の恋人と疎遠になり始めていて、勤め先の先輩と仲良くなりかけていたのだそうです。
けっきょく、この友人たちは、私の占いの結果通りになりました。
私も当時付き合っていた人がいましたが、遠距離恋愛でした。2年間の期限付きだったのですが、その期限の半年前から、占いの結果が急激に悪くなりました。剣のキングの逆位置、カップの9の逆位置...
けっきょく、相手に恋人ができていたことが判明し、私がふられる結果となりました。
私はカードの結果は「忠告」だと考えています。従うしかない運命ではなく、最も可能性の高い状態だと思うのです。だから、もしあの時、はっきりと別れが来る前に自分から行動を起こしていたら、状況は変わっていたと思います。
まあ、その結果が良い方に向かったかどうかは別問題ですけどね。