LE TAROT DU CHAT
「猫のタロット」
フランスの作家による「猫のタロット」です。「CHAT」は「猫」のフランス語で「シャ」と発音するそうです。
付属解説書表紙 |
カードの裏面(紺無地) |
解説書も含めて、全部フランス語です。当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、フランス語の全く解らない私には、とても辛い事態です(自業自得ですが)。
VII LE CHARIOT |
VIIII L'ERIITE |
XII LE PENDU |
杯のII |
大アルカナと宮廷カードの人物は全て猫に置き換えられています。小アルカナは、猫が各象徴と戯れて(?)いるような絵柄です。おそらく、色鉛筆を使って描かれていて、柔らかな線は丹念に幾重にも描き込まれています。
猫好きを満足させる絵かと言えば、多少疑問符が付きます。もっとも、私は猫を擬人化するのはあまり好きではないのです。猫は猫ですから。
LE MAT |
XVIII LE LUNE |
実占向きのカードなのだと思います。たとえば、「愚者」には数字が書かれていない、「XIII」には名前がない、各ローマ数字の表記の仕方にこだわりがある(「VIIII」と「IX」は異なるという考えもあるそうです)等など。
「月」のカード、月の中に猫がいます。犬と蟹はしっかり描かれています。象徴も大切にしているのでしょう。
XIII |
鎌の赤が印象的です。また、猫の骸骨が妙にリアルな気もします。そして、このカードが、このデッキ中最も猫らしく、私には見えるのです。