真面目な焼き餃子

餃子は、焼くのが難しいので、自分のフライパンやレンジの癖を掴む練習にはなります。何度も練習しないと上手くはならないです。
作ってみると、餃子って、野菜を食べるものだと分ります。

材料:白菜、ニンジン、ニラ、豚挽き肉、調味料(塩、コショウ、酒、醤油、スープの素など)

(1)豚挽き肉の下ごしらえ
豚挽き肉をボールに入れ、顆粒状のスープの素、酒、塩、醤油、コショウなどを加えます。
水分が、豚挽き肉の四分の一量くらいが上限でしょう。
混ぜると、最初は、挽き肉の粒が水分を泳ぐみたいに分離していますが、練っていくうちにまとまります。
水分が挽き肉に染み込んで、挽き肉全体がねっとりした感じになったらOK。
ボールにラップでフタをして、休ませます。

(2)白菜の下ごしらえ
白菜は、ちょっと多いだろう、と思うくらいをみじん切りにします。大きめのボールがいっぱいになるくらい。
白菜の山に粗塩を振りいれ、良く混ぜます。
良く混ざったら、全部が入るくらいの大きさの目の細かいザルに入れ、ザルごとボールに入れておきます。

注意:この塩は、味付けではなく、白菜の水分を出すためのもの。多めにすると味が残るので、少なめに。
注意:塩を混ぜた白菜をザルに入れるのは、後で絞りやすいようにするため。面倒ならボールに入れたままで。

(3)ニンジンとニラの下ごしらえ
ニンジンは、すり卸しておきます。
ニラはみじん切りに。

(4)具を合わせる
肉を入れたボールに、ニンジン、ニラを入れます。
白菜は、水分を良く絞ってから、やはり肉を入れたボールに加えます。
全体を粘りが出るまで良く混ぜます。

注意:胡麻油やおろしニンニク、おろしショウガを加えるなら、この時点で。
注意:肉よりも、野菜が多い方が美味しいので、肉1に対し、野菜2くらいの分量が目安。
注意:白菜は良く絞らないと、塩気が残って全体がしょっぱくなる。
注意:白菜の量は、搾ると本当に減ります。三分の一以下になるよ。

(5)餃子の形に作る
餃子の皮の周囲を水で湿らし、スプーン1杯程度の具を皮の中央に乗せ、皮を2つ折りにして包みます。
皮の縁にひだを寄せて格好良く包んでも良いし、2つ折りだけでも構いません。
乾いたところ(クッキングシートや清潔なトレイなど)に、くっつかないように並べます。

(6)餃子を焼く
焼き方は色々あるので、好みの方法で焼いてください。
ぽのは、シルバーストーン加工のフライパンを油を引かずに中火で熱し、餃子を並べます。
並べ終わったら、フライパンをゆすって、底にくっつかないようにします。
コップに半分ほどの水(できれば、お湯)を入れ、すぐにフタをします。
中火のまま、放置し、パリパリと音がしてきたら、フタを開けて、火を強め残りの水分を飛ばします。
フライパンをゆすってみて、するすると餃子が動けばよいですが、動かなければ、強くゆすります。
水分がほとんど無くなったら、少量の油をフライパンの縁から全体に流しいれ、さらにゆすります。
フライ返しで餃子の裏を見て、美味しそうな焼き色がついていたら、火を止めて、皿に盛り付けます。完成。

(7)次の餃子を焼く
2回目以降の焼きは、フライパンの底についているカスをフライ返しでこそげ落としてから。
洗う必要はないですが、カスが残っていると次が焦げやすくなります。
前回の油が残っていますが、気にしなくて大丈夫。
気になるなら、ペーパータオルなどで軽くフライパンの表面を拭いてください。
後は、1回目と同様に焼きます。

注意:水を入れすぎたと思ったら、焼いている途中で捨てれば良い。
注意:どうしてもフライパンの底に餃子がくっついてしまったら、フライ返しではがそう。
注意:餃子どうしがくっつくから、餃子は少し間を空けて並べた方が、作業的に楽。
注意:焦っても上手くはならないので、1回失敗してもくよくよしないで。

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