映画の話  2002年春〜夏

 最近のお気に入りは「ラッセル・クロウ」。でも、ファンではありません。だから「好きな方々」には入れてません。理由は簡単で「声が好みでないから」。ファンってワガママですねぇ。

モンスターズ・インク:田中裕二はすぐ判ったんだけど、石塚英彦が判らんかった。プロの声優でないのは判ったんだけど。CGはさすが!なんだけど、時々背景がお粗末でがっくり。差がありすぎるとバレバレですね。サリーの毛の処理なんかは本当に最高なのに。ちゃんとした声優を使って欲しかったです。三ツ矢雄二大塚明夫なんか良いと思うんですが。

モンスターズ・インク(字幕版):歌はこちらの方がうまいかなぁ。でも、CGアニメの場合は日本語吹替えでもいいやね。

FOR BIERDS:
本編よりもこちらの方が面白かった。CG屋さんはのってたと思う。でも、邦題は許せない。絶対に許せん。

ロード・オブ・ザ・リング(字幕):
堪能しました。ただ、これはある程度ヨーロッパファンタジーを知っている人でないと解りにくいのかも。エルフ族やドワーフ族などは向こうでは座敷童子や一つ目小僧なんかと同じだもんな(違う?)評価自体は3部作全部見てからでしょうね。

ロード・オブ・ザ・リング(吹替):
3度目の正直。やっぱり専門の声優さんはいいですねぇ。思わずプログラムを買ってチェック入れたりして。個人的にはガラドリエル役の人をもう少し低めの声でやって欲しかったかな。それから、ボロミアを池田秀一さんで。でも、実力ある人ばかりだったんで、満足。ウルク・ハイ誕生時のクリストファー・リーの表情が最高のシーンですね!

アメリカン・スウィートハート:
うーん、まあまあ、かな。ロマンチックコメディが得意でないのにキャサリン・ゼタ・ジョーンズジュリア・ロバーツで見に行ったんです。このジャンルが好きな人には良いんじゃないかな。さすがのビリー・クリスタルも自分が監督だと自分を目立たせちゃうのかな。好きな俳優さんだけに惜しい!

ビューティフル・マインド:
まあ、堪能。「感動だろ!」という臭いは多少鼻につくけど、アカデミー賞好みの作品、てことで。ラッセル・クロウはがんばってましたが、ジェニファー・コネリーもがんばった。最後の老けメイクさえもう少しうまかったらなぁ...で、エド・ハリス。やっぱり、エド・ハリス

ドラえもん のび太とロボット王国:なんか今一つ。素直に楽しめない年齢になったんだなぁ。でも、のび太が「ぼくにまかせろ!」と言うのはちょっち違和感有り。その後でお約束のずっこけがあるにしても、ね。

ザ・ドラえもんズ ゴール! ゴール! ゴール!!:ドラえもん3本立ての中でこれが一番楽しめました。作る方ものってたんじゃないかなー。

チング−友へ−:「親旧」と書いて「チング」と読むそうです。ユ・オソンという俳優さんはすごい。年代毎にジュンソクの表情が全く変わる。高校時代の映画館まで競争する時の笑顔、ドラッグに溺れてサンテクにすがる形相、裏社会での幹部の顔ドンスとの最後の対面、裁判、刑務所でのサンテクとの再開、刑務所の廊下で戸口からの光を見つめるシーン。ビューティフル・マインドなんて目じゃないです。弱くて強くて、強くて弱い。ジュンソクは刑務所を出てからタクシーをやれたらいいな、と思いました。

名探偵コナン ベイカー街の亡霊:んー、論理がおかしいのはいつものことなんだけど、それなりにまとめてるんだよね。1箇所だけ、凶器の理由はどうしても変。田中秀幸氏、島本須美氏、緒方恵美井上和彦氏が出てるから、たいていのことは許します

光の旅人:実はケビン・スペイシー氏があまり好きではないです。上手いんだよね。上手いんだけど、顔が好みでない。特に頭頂部。でも、今回は好き。ジェフ・ブリッジス氏は儲け役。しかも、良い顔してました。映画としてはビューティフル・マインドよりも好き。この映画はネタばれしたら面白くないと思います。だから、複数回見るには辛いかも。

キス・オブ・ザ・ドラゴン(ビデオ):リュック・ベッソン監督は、日本の劇画コミック調映画を撮っていると思う。ニキータの頃は違ったと思うんだけど、フィフス・エlレメントは完全に劇画だと思う。チェッキー・カリョは完全な悪役俳優なんだなぁ。でも、好き。リー・リン・チェイはやっぱり好き。

テイラー・オブ・パナマ(ビデオ):ピアーズ・ブロスナンは甘いマスクから娯楽系のスマートな役が多いけれど、本質は違うんだろう、と思う一作。,スパイ物や大国を皮肉った映画になってる。ジェイミー・リー・カーチスが貫禄の演技。いい女だぁねぇ。

ナインスゲート(ビデオ):ジョニー・デップで見ました。うーん、怖くないオカルトもの。タロット占い好きには、なかなか楽しめるんですけど。

突入せよ!あさま山荘事件:
藤田まことがおいしい役どころ。結構面白かった。KTより、こっち。

KT:原田芳雄がおいしい。韓国の俳優さんががんばっているんだけど、佐藤浩市の役が上滑り気味だと思います。佐藤さんが、ではなく、役が。

サウンド・オブ・サイレンス:マイケル・ダグラスだと子役に食われてしまいますね。また、子役が可愛いし、上手いです。なぜ、あのダイヤにこだわるのかが分からない...

パニック・ルーム:ジョディー・フォスターだと子役に食われない。うーん、自信喪失していた女性が、母として、女としての自信を取り戻していく物語としても読めますね。


ALI:ウィル・スミスは本当に熱演してました。ちょっと敬遠していたんですが、なかなか。英雄礼賛でなく、欠点や弱さをきちんと描いたところに共感が持てました。マルコムXを持ち上げすぎのような気もしましたけど。

模倣犯:山崎努主演映画だと思うんですが。最後のシーンがなぁ。いきなり道徳なんだもん。個人的には、犯人の死のシーンが悪趣味だと思います。

I am Sam:ショーン・ペンは好きな俳優じゃないんです。でも、うまいです。熱演だと思わせない、熱演。こういうのが「うまい!」なんだと思います。今回、ミシェル・ファイファーも素敵だし、ダコタ・ファリングが可愛い!誰も悪い人が登場しないお伽話なんだけど、優しい気持ちになれます。

予定
スターウォーズ エピソード2」は見る気がなかったんだけど、予告編でサミュエル・L・ジャクソンがライトサーベルを振るっているじゃありませんか!行くっきゃないね。
ALI」を見て「マルコムX」を見てみたくなりました。