映画の話  2005年初夏〜2005年夏

 出不精でとにかく面倒なことが嫌いなのに、好きなこととなると多少の無理はする...自分についての新たなる発見は、いかに自分がダメ人間かを知ることでもありました...

交渉人 真下正義:「踊る大捜査線 THE MOVIE」よりも良かったです、ホント。あの「クモ」が可愛くって!ベテラン俳優の方たちがきっちりと抑えていて、嬉しいです。特に金田龍之介さん!

ドッジボール:どこかの批評でスポ根がどうとか書いていましたが、違うでしょ?という感じ。「君はそのままで完璧だ。でも、健康的に痩せたかったり、友達が欲しいなら、うちのジムに来てくれ。」今の健康ブームって、やっぱり変なんだよ。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語:画像は凝っているし、俳優も頑張ってるし、文句は無いはずなんだけど。うーんんん...

ザ・インタープリター:ショーン・ペンは、やっぱり上手いなあ。役毎に顔つきや雰囲気が全く変わるもんなあ。頑張って作ってるな、と思います。希望というか期待というか良心というか。

オペレッタ狸御殿:鈴木清順監督が一番の狸ではないかと。こういうものは、出演者がノルかどうかだと思います。平幹二郎高橋源太郎由紀さおり薬師丸ひろ子とちゃんと歌える役者さんが、やっぱり上手い。で、チャン・ツィイーオダギリジョーが安心して見ていられる。

機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者:今更、何故?と思いながら観ました。ストーリーは若干変えていますが、それでも初めて観る人には辛いかも。新作部分とテレビ版との絵の違いは歴然としているし。あ、サントラCDもDVDも、たぶん買います。

ミリオン・ダラーベイビー:モーガン・フリーマンがいなければ、成立しなかったと思う。役者は頑張っているし、感動作なんでしょうけれど。映画評でストーリーが見えちゃうんだよなあ。

フォーガットン:ジュリアン・ムーア見たさ。ラストがあまりにも米国的と感じたのは私だけ?中途半端な気がする。

炎のメモリアル:ジョン・トラボルタはあざといと思う。世界貿易センタービル崩壊時に殉職された消防士のことを賛美する意図は確かにあると思う。それさえ感じなければ、純粋に泣けるのだけれど。ヴィレッジで気に入ったホアキン・フェニックスが素直で自然な感じで良かった。

戦国自衛隊 1549:えー、中途半端。主人公たちが現代日本に対して抱いている焦燥感とか幻滅感とか、そういったものが伝わって来ないのね。どこにでもいるの伊武雅刀さんが気持ち良さげで良かったのと北村一輝さんが美味しい役所でした。

キングダム・オブ・ヘブン:オーランド・ブルームファンならば必見。主人公の描き方が平坦だという批評があったが、そうではないと思う。彼が神を再発見する物語なのだ。

エレクトラ:ジェニファー・ガーナーが見たい人のためだけに。ボブ・サップは、出演しない方が良かったと思うよ。

電車男:中谷美紀ファンなので。予想よりははるかに良かったです。ただねえ、ヲタクの描き方がキレイ過ぎ。確かに純粋な部分もあるけれど、ようするに「お子様」なわけだから。本物から見るとねえ...

バットマン ビギンズ:マイケル・ケイン見たさに行きました。彼の執事役なんて絶対に見逃せないでしょ。宣伝に偽り有りな点に腹が立ちますが、このシリーズ中で一番好きです。ゲーリー・オールドマンが老けてて、ルトガー・ハウアーが老けてて、泣けました。あ、主役も格好良かったです。

宇宙戦争:マイノリティ・レポートの時も思ったけど、スティーブン・スピルバーグ監督は表の主題の他に別のメッセージを込めていると思う。中盤の描写に比べて、結末が不自然。なぜ、ボストンは無事で、途中で生き別れた息子まで無事かな?主人公は、自分と娘の身を守るために助けてくれた男を殺してるんだよ?友人のことも見殺しにしていく。殺された男にティム・ロビンスを使っているところが凄いと思う。

スターウォーズ エピソード3 シスの復讐:アクション映画としても人間ドラマとしても面白いと思うよ。これなら、全3部作をDVDで買おうかという気にもなりました。

モディリアーニ:アンディ・ガルシアが現在持てる限りの魅力を振りまいて熱演。愛の映画というよりも、ある時代のパリに集まった芸術家たちの絆と狂気、その中から1人の男を自分のものにしようとした女の悲劇だと思う。登場した絵が名画らしくなかったと思うのは、私だけ?

ダニー・ザ・ドッグ:リー・リンテェイ(ジェト・リー)ファンならば必見でしょう!格闘技で物語を語れるか?不死身のボブ・ホプキンスが実に良い!アクションに酔い、雰囲気に酔う映画ですゼ。

鋼の錬金術師−シャンバラを征く者−:えー、現在のテレビアニメファンで、ワイマール憲法やヴェルサイユ条約なんて知ってる人がどれだけいるのでしょうか?私は、歴史上、知っておくべき時代だと思っているので、ある程度分りますが。製作者側の思いがいっぱい詰まってるんだとは思います。しかし、テレビ版を観ていなければ背景が分らない上に、第2次世界大戦直前の時代背景まで知っておかねばならないというのは、ちょっと酷じゃないかと思います。

姑穫鳥の夏:堤真一さんの台詞はきちんと聞こえるので好きです。実相寺監督の絵作りが好きな人には合うと思います。外連味たっぷり。好き嫌いが分れるでしょう。

アイランド:ユアン・マクレガーは、現在本当にノッている役者さんなのでしょう。ショーン・ビーンって、知的な悪役も出来るのね。目に余るご都合主義と、私には趣味が悪いとしか思えない殺人シーンがちょっとなあ。

ロボッツ:アメリカン・ドリームを信じたい米国人の、拝金主義の現実への批判を込めた物語。アニメーションの出来が素晴らしいです。主人公達の色が剥げた感じとか、サビの浮いたジョイント部分とか。そして、様々な映画への思い。親子連れには本当に良いと思います。

妖怪大戦争:みんなで小豆を食べましょう!ではなく、とても楽しいお話。みんなで楽しんで作ってます。監督もスタッフも役者も。「復讐するのは人間の証しだから!」ちゃんとメッセージも込められてます。着ぐるみやメイク、明らかなオモチャ、CGなんだけど手作りっぽい味があって、ロボッツと双璧かも。

劇場版 xxx・Holic 真夏の夜の夢:併映の作品で客を釣って、こっちで好き放題やった感じ。中途半端だけど。下手に話を大きくしようとし過ぎ。

ヒトラー −最後の12日間−:これは、遠い過去の話でも、異国の物語でもない。かつては、日本も同じだった。戦後生まれの監督の作品。日本では、作れない作品...

愛についてのキンゼイ・レポート:リーアム・ニーソン演じるキンゼイ博士が、無邪気で抜けてて、なんであんたはそうなの!と怒鳴りたくなるほどで、それを支える妻役のローラ・リニーが微妙な嫉妬や不安感や理解を演じて、とても可愛らしい。人を好きになれそうな映画。

容疑者 室井真次:主人公があの人なら、こういう展開にならざるをえないわなあ。オイラ的には結構好きです。ただ、たかが500万円であそこまではやらんだろ。

予定
キングダム・オブ・ヘブン」行きたいなあ。=> 素晴らしかったです!
スター・ウォーズ エピソード3」行きたいなあ、というか、行くだろうなあ。=> 行きましたとも!
ザ・インタープリター」行きたいです。 => 行きました。
炎のメモリアル」行きたいなあ。=> 行ったッス。
フォーガットン」行きたいですねえ。=> 行ったけど。
機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」行くわな。=> 行きました。
戦国自衛隊 1549」行きたい!=> 行ったよん。
オペレッタ狸御殿」行きたい!=> 行きました。CD欲しーい!
容疑者 室井真次」行くでしょ!=> 行ったよー。