映画の話 ２００９年初夏〜２００９年初秋
浮き沈みが激しくなってきたような。底に沈まないように、浮ついた時に調整する必要があります。でも、観たい映画は我慢しないぞ、と。
グラン・トリノ：クリント・イーストウッドは、私は今の方が好きです。家族との溝、それを埋める気力すら失くした主人公が取り戻した絆が愛しくも哀しい物語です。
鴨川ホルモー：山田孝之は頑張ってましたが、栗山千明さんには敵いませんでした！京都迷宮案内を素直にバカバカしく楽しむ映画です。
バーン・アフター・リーディング：ブラッド・ピット目当てで行きました。ブラピファンは観ない方がいいかも。豪華キャストが演じるブラックユーモアと皮肉まみれの作品。それを楽しめるか、趣味が悪いと思うか次第ですね。
MILK：ショーン・ペンは、やっぱり凄い！実在のハーヴィー・ミルクという人を自分の中で消化し、肉付けしてみせました。感動という安易な言葉は使いたくありません。愛する人のことを愛していると言いたい、愛する人を幸せにしたい、２度と愛する人を不幸にしたくない。ハーヴィー・ミルクは、きっと強い人じゃなかったんだと思います。自分の弱さが愛する人を不幸にしてきたから、４０歳を越えた今度こそ、逃げないことを選んだのではないでしょうか。
名探偵コナン 漆黒の追跡者：やはり、CG画面になるとちょっと辛いなあ。ま、お祭りみたいなものですか。
レッドクリフ（字幕版）：やっぱり、何度観てもいい！吹き替え版もプロの声優さんたちが演じているから問題はないはずなんですが、実は、ある２人の声だけは違和感を覚えていたのです。声が立派過ぎるの...本人の声を聞いて、そうよ、この声よ！と思ってしまいました。DVDとサントラ買います。絶対！
GOEMON：大沢たかおさん見たさ。おい！というくらいに豪華な俳優陣を使っています。ただねー、ジャパニメーション世代の監督さんはCGの多用がね...アップにすると殺陣の迫力が激減するのもな...
ターミネーター４：原題「TERMINATOR SALVATION」の方が好きです。第１作や第２作へのオマージュやら色々詰め込みすぎちゃってますねー。美味しいネタがあるだけに惜しい！
エヴァンゲリヲン新劇場版・破：やっぱりテレビ版の知識がない色々と辛いだろうな、と。テレビ版との違いを比べながら物語を追わないと楽しめないです。でも、今回はこう来たか！と楽しむべき作品なので。次がラスト。なんとなく、こうくるかな？という予想はあるので、うまく裏切ってくれるとありがたいです。
剣岳 点の記：浅野忠信さんと香川照之さんとなれば、観に行かねば。直球勝負の作品で満足！こういう作品はCGは駄目だよね！
ハリーポッターと謎のプリンス：ラストは２話に分割するようです。最初の作品が１番好きだったなー。主役3人の成長ぶりは楽しいです。
アマルフィ 女神の報酬：音楽は良かったです。物語は役者さんの演技は手堅いと思いますが。どうせなら、思いっきりイタリアを、ローマとアマルフィの美しさを全面に出した方が良かったかも。
ディア・ドクター：笑福亭釣瓶さんが実にいい味を出しています。そして、ここでも香川照之さんがきっちり締めてるし。八千草薫さんの演技も自然。
スキャナー・ダークリー（DVD）：キアヌ・リーブス主演の全編アニメ映画。実写で撮影した後、その画像を基にアニメ絵を描き起こすという手法が取られています。すごいです。キアヌ・リーブスは、こういう巻き込まれ型の破滅型が１番似合うと思います。ヒーローって柄じゃないと思うぞ！
タロットカード殺人事件（DVD）：ウッディ・アレン映画。映像が美しく、会話が洒落ていて、軽快さとちょっとした毒と嫌味と人の可笑しさを楽しむべき。ミステリー物として観ちゃダメですね。
NY式ハッピー・セラピー（DVD）：ジャック・ニコルソンのはじけ方がちょっと物足りない。米国では人気が出たのかも。当時のジュリアーニ市長とかカメオ出演してるし。割と健康的な映画というか、教訓的かも。
ボルト：犬や猫の毛がふさふさー！３Dで観たけど、その良さはもう少しかな。とにかく、ふさふさ！
仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー：大杉蓮さんと石橋蓮司さんの使い方が勿体無さ過ぎ！しかも、ライダーの巨大化！許せん！
サマーウォーズ：富司純子さんと永井一郎さんが芝居を締めていました。冒頭のOZの描写も面白く、田舎の旧家の描写も楽しかったです。
人生に乾杯！：笑って泣いて、最後に微笑める映画です。役者さん、本当の年齢と役の年齢がほぼ同じらしい...すごい！
南極料理人：堺雅人さんの割烹着姿が妙に自然！「お母さん、それ、僕のジャージ！」生瀬勝久さんが上手いんだ、これが。日常と非日常の境目を捉えた作品だと思います。
宇宙へ。：原題は「ROCKETMEN」。邦題は絶対某コミック（アニメにもなりました）から取ったんだと思います！ちょっと、もう、ファンというかマニアには感涙ものです...
サブウェイ123 激突：デンゼル・ワシントンが普通のオジサンを演じてましたああああ！オリジナル版も観たいと思いました。
幸せはシャンソニア劇場から：お伽噺なんだと思います。あの作り物感いっぱいのパリの街とか。でも、泣きました。ショーの場面、歌が素晴らしいです。歌える俳優さんを集めたのでしょうか。主人公の普通のオジサンたちが愛おしいです。
ココ・アヴァン・シャネル：オドレイ・トトゥが素晴らしい。この時代、家柄も財産も無い女性が成功するには財力のある男性の愛人になるしかなかった。女性の衣服は男たちに美しく見せるため、男たちを魅せるための道具だった。誇りを持つものはそれ故に苦しむ。ラストの微笑みが本当に素晴らしい！
予定
「MILK」何が何でも観たい！ => 観て良かったです！何度でも観たいです！
「スター・トレック」どうしようかな... => 時間切れ...