映画の話  2011年春〜2011年夏

 大災害の始まり。でも、日常は続けなければ。

エスター(DVD):ホラーなんでしょうねえ...動機がもう一つ深掘りされていない気がするのと、夫は殺さなくても良かったんじゃないかと。反省してやり直して欲しかったなあ。

ハッピー・フィート(DVD):これ、子供向けじゃないです。いわゆる自然保護団体の臭いが強烈。その上、文明批判というか、教祖様とか...発信器とかえぐい...

華麗なるアリバイ(DVD):アガサ・クリスティの「ホロー荘の殺人」を映画化したそう。原作を母の書庫から持ってきてもらい、読むことにしました。人間関係が複雑でじっくり観ないと分からない...

ファンタジア2000(DVD):分かりやすい曲を選んであるなあ、と思います。CG使ってるし。前作ほどの勢いというか、無鉄砲なほどの意気込みが感じられない気がする...でも、特にラストの曲は気に入りました!

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説(DVD):続編を劇場で観て面白かったから観てみました。珍しく、続編の方が面白いと思っちゃった...

2010年(DVD):うっわー、ソ連だよ!時代背景が古いですね...それに「2001年宇宙の旅」と違い、普通のSF映画になっちゃってます。人気が出なかったわけが分かる...普通に悪くない映画なんですけどね。

ツーリスト:相変わらず、最悪な邦題...でも、話はなかなか面白かったです!アンジェリーナ・ジョリージョニー・デップという2大スター競演で、それを逆手に取ったストーリー。2人の得意な役ってあるわけで、どうせそれだろ!と思わせておいて、ちょっと捻ってある。こういう作り方って上手いと思います。

八日目の蝉:時間が余ったので観ました。小豆島の風景が美しい...おそらく、原作からかなりの部分を削ぎ落として、成長した恵理菜が自分を認められるようになるまでの「自分探し」に焦点を絞った作りなのだと思います。出来は悪くないと思うんですよ。長編小説の映画化は難しいね...

塔の上のラプンツェル(吹き替え):ディズニーのプリンセス物は歌える役者さんじゃないと声が務まらないのが難しいですね。これは、なかなかでした!でも、3DCGの意味が分からない...セルアニメで十分だと思うけどなあ。たぶん、たくさんの灯篭?が宙を舞うシーンにその意義があったんでしょうねえ...(2Dで観たのでそこらへん分からず)

2001年 宇宙の旅(DVD):DVDには、ボーマン船長とプール副長を演じた俳優の音声解説版も収録されているんですね。色々と面白かったです。やはり、私の解釈は2010年と違うなあ...

愛を読むひと(DVD):レイフ・ファインズ目当て。しかし、これはケイト・ウィンスレット主演映画ですね。熱演してます。なぜ彼女が死を選んだか。ハンナマイケルの面会の後、彼女が絶望したことに納得がいったのですが、後から考えると別の理由な気がしました。どうなんだろう?恋愛小説は読みたくないんだけどなあ...

おいしい生活(DVD):ヒュー・グラント目当て。トレイシー・ウルマンと共演したかったんだねえウッディ・アレン。登場人物が皆愛すべきお馬鹿さんな気楽に笑うための大人向けお伽話といったところ。

ウェストワールド(DVD):ユル・ブリンナーがカッコいい!ラストがまたいいです。今風の解決や落ちがありません。ヒッチコックの「」もそうですが、この当時はこういうラストが普通だったのでしょうか?

カプリコン・1(DVD):SF映画というよりも国家の陰謀を扱ったサスペンス物っぽいです。で、多少牧歌的に感じてしまうのは、最近の刺激の強い映画に慣れてしまったからでしょうか。

エクスカリバー(DVD):原題は「Prince Valiant」。普通の剣と魔法物で、アーサー王が出てくる意味がよく分からない(苦笑)。

赤い航路(DVD):ヒュー・グラント目当て。あまりこういうのは好きじゃないなあ...エロ親父の妄想?

ハリーとトント(DVD):作家の故池波正太郎さんが褒めておられたと記憶しているし、猫がタイトルロールだし、ぜひ観たかった。観て良かったと思う。派手さは無いし、懐古趣味的ではあるけれど、人生の黄昏を語る映画の1つ。

クイーン(DVD):これも評判が良かったから観たかった。ヘレン・ミレンが素晴らしい。その一方で、彼女は英国王室や権威に媚びていない。現代的女性なのだ。こういう「まだ関係者がほとんど存命な」映画が作られることに拍手!日本じゃ無理だ...

大鹿村騒動記:原田芳雄さん奮戦。岸部一徳さんが妙にのびのびと受けて立つ。佐藤浩市さんの女形は、ちょっと見たかったかも。悪いけど、シベリアの話は余計かな。.

マイティ・ソー:.まあ、予想通りだけど。クリス・ヘムズワースがはまり役。金髪碧眼のハンサムだもんなあ。浅野忠信は、やっぱり扱いが小さい...

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2:なかなか面白かった。ただ、ラスト、19年後を彼等に演じさせるのはどうかなあ?あの3人はこれらからが大変だと思うゾ。

アンダルシア 女神の報復:.前作が良くなかったので、うれしい裏切り!予想外に面白かった!福山雅治さん、美味し過ぎる!鹿賀丈史さんんもワンポイントで美味しいぞ!黒木メイサさんはさすがの貫禄だし、伊藤英明さんもきっちり演じてました。織田くんだけの映画になってないところがイイネ!

鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星:.森川智之さんの悪役を堪能!うっわー!はまるはまる!絵がちょっと荒れ気味だった気がしたのがファンとしては惜しい。

SUPER 8:.最後までタイトルの意味が分からなかった...最後で分かったけど(笑)。「E.T.」に「エイリアン」をまぶして、「クローバーフィールド」を足して、スピルバーグ風にした感じ?子供の扱いが上手いよね。父子物語かな。

ダイアルMを廻せ(DVD):.グレース・ケリーって本当に美人だったんだなあ。ストーリーが見事だと思ったら、元は舞台劇だったんですね。でもカメラワークも見事だと思うし、舞台物を映画化した時の臭いがほとんどしないのが凄い(全く舞台臭がしないとはいえない)。ヒッチコックって本当に巧い監督さんだったんだと実感。

ゼロの焦点(DVD):.中谷美紀と昭和の雰囲気のセットで見せる映画。それだけ。

夜の大捜査線(DVD):.やはり有名な作品なだけに面白かった。人種差別主義者を本当に醜く描いている。何となくだけど、今も南部の田舎には、こんな空気が残っているのかもと思った。ひょっとしたら欧州の移民排斥者の顔もあんな感じかな...

ナルニア国物語 第三章 アスラン王と魔法の島(DVD):.リーピチープがすごく自然に出来ていた!それだけでいい!他が、原作ファンとしては納得しにくいだけに...

ジーン・ワルツ(DVD):.菅野美穂さんと浅岡ルリ子さんの間では田辺誠一が貫禄負け。風吹ジュンさんは、全く別の路線で生きていらっしゃる。多くの問題を提起したいのは分かるけど、この映画は映画としているから立派だと思う。

武士の家計簿(DVD):.激動の幕末から明治時代にかけて、地方の藩に暮らす下級武士が否応なく時代の流れに巻き込まれながら、誠実に生きていく...それを淡々と描こうという狙いは分かりますが、どういうわけか印象が散漫になってしまいました。こういう映画は嫌いじゃないです。

十三人の刺客(DVD):.山田孝之さんが気を吐いています。稲垣吾郎さんの悪役が吹っ切れていてなかなか。「侍」という狭い生き方しかできなかった者たちに愚かさ、巻き込まれた者たちの惨めさを描いていたと思います。「大儀」という台詞のいかに空虚なことか...

アレックス(DVD):.なんとも言えない...ラストでスタンリー・キューブリック作品へのオマージュらしいと思えますが。邦題は良くないなあ...

モールス:.あー、えーと、ヴァンパイアの少女が下僕を取り替える話にしか思えない自分がカナシイ...ヴァンパイアは、昼間活動できないため、どうしても独りでは生きてはいけない。犠牲者を殺して血を運ばせることも必要。なぜなら、ヴァンパイアがいると分かれば狩られるから。孤独な少年を救うことで、少年は魂を寄り添わせる相手を得、少女は忠実な下僕を得る。本当は純愛の映画なんだろうけどなあ...

うさぎドロップ:.松山ケンイチさん目当てでしたが、芦田愛菜ちゃん可愛いですね!踊る松山ケンイチクンが意外にはまっていて面白かったです。

ツリー・オブ・ライフ:.ところどころCGも使っていて、自分の内部のイメージを映像化したのだと思います。私小説ならぬ私映画?観る人を選んじゃうね....

メカニック:.ジェイソン・ステイサムはこういう役だとカッコいいのね。ドナルド・サザーランドが1番カッコいい。

ゴーストライター:.ユアン・マクレガーが名前の無い男というのがはまり過ぎ。監督の米国憎し!映画かなあ。主人公が馬鹿すぎるので感情移入しにくい...

シャンハイ:.チョウ・ユンファが気を吐くも、中国人も日本人も怒りそうな内容になってると思う。この時代の、この場所で、この配役でメロドラマかよ...

トランスフォーマー ダークサイドムーン:.3D映像は見事だと思う。特にNESTが空中を飛翔するシーン。月のシーンもそう。宇宙の描写も素晴らしい。しかし、この映画は3Dで観ないと意味ないかな。元が日本の子供向けのロボットアニメなわけで、本当にストーリーはそのまま。戦闘シーンがド派手で、そこら辺も戦争アクションが好きな男の子向け。

瞳の奥の秘密(DVD):.瞳が語る心の秘密...大人の恋愛と殺人と復讐の物語。こういう映画は、今のハリウッドや日本では撮れないねえ。堪能。

シングルマン(DVD):.コリン・ファースの魅力が堪能できる。それだけでなく、ハリウッドでもこういう愛と人生と孤独を描けるのか、と嬉しくなった。スタイリッシュなのは監督がファッションデザイナーだからかな。1960年代という時代設定だからこそのスタイリッシュさのような気もする。とてもエロティック。舐め回すようなカメラの動きが本当にエロティック。

7つの贈り物(DVD):.ウィル・スミスの独壇場。最後のベン・トーマスがエミリーに告げた言葉は嘘だろうなあ。エミリーとエズラの出会いが結末に温もりを与えていると思う。

ブーリン家の姉妹(DVD):ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンセンという実力と華を兼ね備えた女優がガチンコでぶつかる競演作品。見応えあり!男性陣は、影が薄いがそういう映画だと納得するしかない。

予定
ハリー・ポッター最終回、上映するかなー
 => 初日にGO!