映画の話  2012年夏〜2012年秋

 映画館に行きたいのに、行けない.......暑いです.....映画館は涼しいけれど、寝不足が怖いです。

告白(DVD):ロバート・デ・ニーロロバート・デュバルの演技対決。細やかな心理描写が名優2人によってなされていて、派手さの無い演出さそれを引き立てています。観客受けは良くなかったかも。

一命(DVD):市川海老蔵さんに、この作品の主役は若過ぎましたね。そして、瑛太さんに浪人役も合わない....浪人はもっと汚れないと。とても美しい映像は感動的。

大怪獣ガメラ(DVD):はっきり言って、ゴジラのパクリとしか思えない。それでも、子供を助けるシーンはオリジナリティを出そうとしたのだと思いますが。船越英一郎さんが、ダンディー!

大怪獣決闘ガメラ対バルゴン(DVD):この物語を「子供向け」怪獣映画で作ろうというのが凄い!江波杏子さんが美しい....バルゴンの焦点の合わない目と馬鹿面がかえって怖いっす。風刺色の強い作品だと思う。

大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス(DVD):子供の味方色を強く出してきた作品。ガメラの手が切られるシーンが痛そうに感じられたり、ギャオスが足を食いちぎられて再生させたりなかなか面白い。高速道路反対派が土地の買い取り価格吊り上げを画策している描写が前作と続いてきた風刺色かな。

ガメラ 大怪獣空中決戦(DVD):映画館で観た時よりも、普通に感じた。昭和ガメラ3作を観た後だからか。テレビのアナウンサーが棒読みみたいで感じが良くなかったと思う。

ガメラ2 レギオン襲来(DVD):最後の描写がオカルトっぽいのがなあ....永島敏行さんと吹越満さんが頑張ってるのが好き!石橋保さんは、2人に押されちゃってちょっと不利だったかな。

ガメラ3 邪神覚醒(DVD):平成ガメラ3部作の主役って、蛍雪次朗さんだったのか!ガメラギャオスを倒すための生体兵器であって、人類の味方なわけじゃない、という点を強調した点が強い。そのままで押して欲しかった。オカルト色を怪獣映画に持ち込まれるのは嫌いだ!

エイトレンジャー:舘ひろしさんが頑張ってる!こういう作品に欠かせない石橋蓮司さんもいるし。関ジャニって芸達者やねんなあ。今のジャニーズの中では1番やと思うわ。独りシリアスなベッキーさんが浮きまくってるけど、これも演出だろーなあ。東山紀之さんの演説も良かった!割と主題もメッセージもはっきりしていて、面白かったです。

ダークナイト ライジング:クリスチャン・ベールは、基本的にヘタレ役が合う役者だと思う。ゲイリー・オールドマンは相変わらず好いですが、マイケル・ケインもそうですが、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが好い!インセプションでも良かったけど、好い役者さんだあ!フィレンツェのカフェでリキュールが飲みたい!!!

トータル・リコール:コリン・ファレルは、巻き込まれ型のこういう役は合うと思う。美術がメチャメチャ凝ってるけどブレードランナーのパクリに見えちゃうんだよねえ。ラストのネオンサインが全てを物語っていますね!

メリダとおそろしの森(吹き替え版):アニメーション作品は吹き替えの方がいいかも。ちゃんとした声の演技が出来る人が演じていれば、もっといい。予定調和と分かっていても泣ける....CGの自然描写が素晴らしい!髪の毛も凝っている。でも、人はお人形なんだよねー

おおかみこどもの雨と雪:今のところ、この夏のベストです!DVDが出たら速攻で買います!雪のモノローグで語られる物語はファンタジーなんだけど、現実に根ざしている。浮ついていないところがいい。

ローマ法王の休日:日本の映画配給会社の宣伝のあざとさを思う.....この映画にはこの映画の良さがあるわけで、それを全く無視した宣伝はひどいのではないか。ただ、このシニカルさは、宗教や教会といった欧州の根底に触れるものなので、日本でそのままを宣伝するのは難しいのだろうなあ.....

アベンジャーズ:ロバート・ダウニーJr.よりもスカーレット・ヨハンソンでしょう!!!ナターシャ姐さん強い!ハルクより強い!最強!まあ、いまどきのハリウッド大作ってことで。

トガニ 幼き瞳の告発:重い内容。主演のコン・ユが抑えた演技で感情を表現しています。渾身の演技なのだと思います。井ノ原快彦さんに顔と雰囲気が似てるよねー

カウボーイ&エイリアン(DVD):まあ、こんなもんだよね.....ハリウッドにとって、西部劇と残酷で醜い宇宙からの侵略者というのは、大切な思い出なんだろーなー

新少林寺(DVD):アンディ・ラウは、こういう役が似合う。ジャッキー・チェンが美味しい役どころ。手堅い佳作って気がする。

プロメテウス:エイリアンシリーズならば、最初からそう宣伝して欲しい!ああいうノリは嫌いだから観てないのに。

あなたへ:高倉健さんが惚れた女房相手に思い出に浸りながら、次への1歩を歩き始めるというロードムービー。配役が豪華だわー!さんが女房相手だと進んで会話するし、甘えた口調になるところが新鮮!

Mary & Max.(DVD):号泣しました。実話を基にした物語だそうです。アスペルガー症候群のマックス、アルコール依存症の母親に育てられたメアリー。愛を知らない2人が文通で結ばれて、大切な存在を知る。自分は病気じゃない、誰の道にもひび割れやゴミはある、ただ自分の道は他の人よりもひび割れが多いだけ。大勢の人に観て欲しい。

天地明察:久しぶりに真正面からエンターテイメントしている大作邦画を観ました。テレビ番組からも独立しているし(笑)。日本の映画関係者も力を入れていたと思います。こういう物を観ると気分がいいです。

劇場版Tiger&Bunny The Begininng:下手な総集編の作りになっていなかった分、楽しめました。作品の世界をよく理解している、大切にしている作り手だからこそだと思います。確かに商業作品ですが、思いの無い商業作品は見ている者も楽しめません。映画としてはファンしか観ないでしょうけれど、否定して欲しくありません。

踊る大捜査線 FINAL 新たなる希望:いかりや長介さんがいっぱい!前作に比べたら出来は良かったと思います。でも、結局はキャラクターの魅力だけなんだよなあ....

GANTZ(DVD):二宮和也クンを見せる映画になってる。松山ケンイチさん引き立て役なのがなあ.....CGが今ふたつくらいな気がする。作り次第でB級作として面白くなりそうなんだけど。

GANTZ PERFECT ANSWER(DVD):案の定、竜頭蛇尾で終わった......山田孝之さんの役なんてワケ分からんし。B級作にもなれない気がする......

RANGO(DVD):ジョニー・デップがらしさいっぱいだった。声だけの演技でこれが出来るもんなあ。大人向けのアニメーション作品。CGが凄い!

ディスタービア(DVD):シャイア・ラブーフが好きじゃないというこもあるけど、話の作りも安直な気がする。覗きは犯罪だと思うけどねえ。

風とライオン(DVD):ショーン・コネリーがカッコイイ!!!ハリウッドがイスラム教徒を理解しようとした姿勢は認めるけど、所詮は西部劇なんだな、と思った。ネイティブアメリカンを支配下に置いたように、南米の王国を滅ぼしたように、同じことが行えると欧米人は考えていることがよく分かる映画。

のぼうの城:野村萬齋さんは、こういう役が、はまります!野村萬齋山田孝之さんもいい感じです。戦闘場面も、水攻めの場面もエンターテイメントとしてハリウッドに引けを取るものではありません。観終わった後も爽やかな余韻が残ります。

ヒューゴの不思議な発明:クリストファー・リーが地味ながらいい仕事をしています。もちろんベン・キングスレーが貫禄なわけですが。ヒューゴ役のエイサ・バターフィールドも表情が素晴らしいです!ギュスターフリゼットフリックさん、エミーユ夫人といった駅で暮らす人々も丁寧に描かれていて、何よりも映画への愛に溢れています。スコセッシ監督は、3Dになっても映画が描く物は同じだと語っているように思いました。

ジョン・カーター(DVD):思っていたよりも出来は良かったと思う......でもね......武部本一郎さんの絵で育ってしまったので.....デジャー・ソリスが.....カーターも.....何よりタルカスが!!!もっとごつくないと!!!!。

予定
トータル・リコール
どうするかなあ?
<= 行ったよー