カード大好き!:過去記事
週1連載で、1枚のカードへの思いを語るコーナーです。 様々なタロットデッキから、毎回1枚を選んで掲載しています。 左の画像はAlfred Douglas著「The Tarot」の表紙です。 日本語訳も持っています。 2003年分 2004年分 2005年分 2006年分 2007年分 6年目。一応、入手したての物は載せるように心がけています。 |
「RIDER WAITE TAROT」の「XVII THE STAR.」 「星」のカードは「希望」を表していると思います。 私は、なぜか「星」で「成功」や「成就」という気がしないのです。 若々しさ、スタート、といった感じを受けます。 希望を感じられる年だといいな、と思ったので。 |
「Sheridan Douglas」の「XIV TEMPERANCE」 今現在、心身ともに不調なので、憧憬を込めて選んでみました。 天使の翼が白くないのは、画面全体が真っ白になってしまうからでしょうか。 このデッキは、配色が独特で、バランスが良くないと感じるカードもありますが、これはちょうど好いように思います。 節制か...してないなあ... |
「Brotherhood Tarot」の「13 Death」 死は誰にでも訪れるもの、避けようのない終焉です。 近親者として出席した葬儀は、父方の祖父母のものだけですが、宗派の関係か、棺の中に祭壇の花を千切って入れるという行為がありました。 元々棺の中には花が入れてあるのですが、更に遺体の周囲や上にどんどん花を重ねていくのです。 古代の墓の遺跡から骨とともに花粉の化石が見つかったというニュースがありました。 死出の旅路に花を飾るという行為は昔からあったということなのでしょうね。 また、花という存在自体が生(性)と死の象徴だとも思います。 |
「FRENCH CARTMANCY」の「33」 「プチ・ルノルマン」と呼ばれることも多い占いカードです。 日本で言うところの「トランプ占い」ですね。 有名な占い師ルノルマン女史が考案したとされるトランプに意味を示す絵柄を添えたカードです。 欧州のトランプ占いは、2から7までのカードを使わないことが多く、36枚(または32枚)のデッキも存在するのだそうです。 私は象徴の絵が単純なところが、結構好きです。 特に、この「鍵」や「手紙」や「蛇」「薔薇の花束」など。 最近はトランプの絵を省略した物も見ますが、私はこういう絵の方が好きです。 |
「MADRU Das Baum-Tarot」の「III DIE FURSTIN」 随分たくさんのタロットを持っているつもりですが、昨日棚を眺めていて、その時の気分にぴったり合った物が思いつきませんでした。 小物は箱に詰めているので、何箱か開いてみました。 そうして見つけ出したのがこのデッキです。 「木のタロット」ですね。「MADRU」は何かな? 値札が「EUR」ですし、ドイツのamazonで購入したのかもしれません。 右下の麦の穂は豊穣の印。 女帝に麦は似合うと思います。 |
「TAROT OF THE ANGELS」の「X The wheel」 輪から身体を出しているのは、パンじゃないですよね。 下半身は山羊、上半身は人、首から上と翼の感じは鳥みたいな気もします。 ただ、このデッキの性質からパンに翼を付けただけかもしれません。 左上から時計回りに、杯(雲)、剣(嵐)、貨幣(土)、棒(炎)という図が気に入ったので載せてみました。 ストーリー性のあり過ぎるデッキだと思いますので、好みが別れるんじゃないでしょうか。 |
「Universal Wirth Tarot」の「CHALICES 3」 Oswald Wirth Tarotを現代風にアレンジしたデッキのようです。 オリジナルは大アルカナだけだったらしく、小アルカナとして数札が付けられていました。 そのためか、このデッキは小アルカナに力が入っているように思います。 この中央の卵は鷲の卵です。 次のカード、CHALICES 4では、卵から鷲が誕生しています。 杯のカードは鷲と蝶が主な象徴として使われているようです。 私としては珍しく解説書が欲しいデッキです。 |
「恋運暦 塗り絵タロット」の「VIII STRENGTH」 雑誌の綴じ込みです。 3号連続企画で、3号目で22枚揃うことになるようです。 この雑誌、月刊です。 毎号は買っていません。 カード絡みじゃないと買わないという...「カード大好き」な人なんで。 「力」にスズランというのが面白いかな、と思いました。 スズランは毒草です。 スズランの花に埋もれて昼寝したら危険、というのをどこかで読んだ記憶があるのですが、どこに毒があるのでしょうか? |
「Crow's Magick Tarot」の「Wheel of Fortune」 このデッキは、あちこちに鷲が登場します。 フルCGで製作されているため、無機質な印象は拭えません。 本当に「象徴」という感じです。 鷲は何を意味しているのでしょうか。 このカードのプテラノドン(翼竜)は、分かりやすいです。 恐竜の進化の先は鳥類ですから。 まあ、翼竜が直接の先祖ということは無さそうですけど。 タロットの本と恐竜図鑑が一緒に本棚に並んでいる、恐竜好きなんです、はい。 |
「Circle of Life Tarot」の「THE WHEEL」 円形デッキはいくつかありますが、円であることを本当に活かしているかというと、今ひとつの物が多いように思います。 このカードは、円が似合うのは当然ですね。 スカラベとウロボロスの蛇、生命の木、黄道12宮、と好きな象徴が入っているので選んでみました。 |
「恋運暦 塗り絵タロット」の「XX THE SUN」 子供が可愛らしかったので選びました。 あるマンガ家さんが「子供は天使じゃありません。獣なだけです」と書かれていて納得しました。 つまり、その程度には子供嫌いなんです、私。 以前「自分の子供なら違うよ」と言われましたが、自分の孫を全く可愛いと思っていない人が間近にいるので、その意見にも全面的には同意できないです。 逆に「自分の子供」という感覚は私には気持ちが悪いです。 「自分の子供」は自分とは別人格の個人ではないのでしょうね。 生物として、自分の遺伝子を遺すための存在なら分かる気もしますが、それって「人間」じゃないと思うのです。 |
「Circle of Life Tarot」の「THE FOOL」 時々、ありますよね、やっぱり猫ですよね、これ。 確かに犬でなければならない理由はないのかもしれませんが、猫に咬まれて大慌てというのも間抜けだなあ、と。 と書いている本人が、以前近所の飼い猫に咬まれて血みどろになったことがあります。 凶暴な猫は凶暴です。 何もしていないのに、両前足で足首を持って後ろ足で猫キックしながらガブガブと咬むんだもんな。 うちの飼い猫の臭いがしたのかもしれませんが。 嫌なことを懐かしくも思い出させる1枚。 |
「THE SHINING TRIBE TAROT」の「12 The Hanged Woman」 女性向けのタロット。 実は、私はフェミニズムというものがあまり好きではありません。 男性優位の社会に対する憤りは感じますが、その「男性優位」に男性陣も女性陣も縛られ過ぎのように思います。 男ってこうあるべき、とか。 私は肌が弱いこともあり、全く化粧しません。 ある掲示板で「社会人として女性は化粧すべき」という意見が多数を占めていることに驚きました。 男性のスーツ姿や女性のスーツ姿は大好きですが、化粧が本当に似合う女性って少ないと感じているので。 「口紅コンバット」や「ジェネラル・ルージュの凱旋」のような意味なら分かる気もしないでもありませんが。 「女性が太陽だった」というのは、女性の地位が不当に貶められていることに対する発言なわけで、そこにこだわり過ぎると色々と見過ごすことが多いのではないかと考えています。 |
「THE DRUID ANIMAL ORACLE DECK」の「SEAL」 本当はドラゴンのカードを選ぶつもりだったのですが、これを見てしまったので。 あ、いいな、と感じました。 地球温暖化は、彼らの生息地を減らします。 平和そうな顔つきですが、かなり大変な一生を送る彼ら。 背後の虹と暗雲とが不思議な調和を感じる1枚。 |
「B.O.T.A. TAROT」の「Tree of life」 ようするに付録というか、予備カードのようなものです。 「生命の木」は、ユダヤ教の考え方です。 これを大アルカナに当てはめて考えるようになったのは19世紀以降でしょう。 一応、生命の木に関する入門書を1冊だけ読みました。 本当は、最低でももう1冊は読まないといけないのですが。 1冊だけだと情報が偏るので。 ただ、1冊で飽きちゃったんですよね... とりあえず、どうして「宗教」による戦争が起きるのかは納得しましたけど。 やはり日本人らしく、東洋的思想の方が心引かれる自分を感じます。 |
「Ancient Mystery Tarot」の「IV Emperor」 古い石造やレリーフを題材にしたタロットです。 本来、こういうコラージュ系の絵は苦手なのですが、今回、ふと手に取ったら、妙に波長が合いました。 特に、この皇帝は、孤高な印象を受けました。 皇帝は、1歩間違えればワンマンですが、全責任を自分で負うという意志のカードでもあると思っています。 「自分も知らなかった」などと言い訳する「皇帝」は、害でしかありません。 |
「Crow's Magick Tarot」の「III The Empress」 このデッキの中では比較的暖かな色使いだと思います。 昔の日本では、実際の虎も豹も住んではいませんでした。 ですから、中国や朝鮮から輸入されてきた絵などで虎や豹のことを知り、自分たちでも描いたそうです。 で、虎のことは文献にも登場しますが、豹のことはあまり書かれていなかったらしいんです。 そのため、江戸時代頃までの日本では豹は「雌の虎」のことだと信じられていたそうです。 この絵が「豹」なので思い出しました。 |
「THE BOHEMIAN GOTHIC TAROT」の「 THE FOOL」 雰囲気を作ろう、作ろうとして、ちょっと作り過ぎた印象を受けました。 このカードは気に入ったのですが。 雲間から月が輝く夜、建物の屋根で踊る愚者。 雲が星を遮っていて、その向こう側から月の光だけが差し込んでくる。 こういうところは大好きです。 |
「THE BOHEMIAN GOTHIC TAROT」の「 FOUR OF PENTACLES」 このカードはいいですね! 業突く張りのクソババアな雰囲気です。 豪華なアクセサリー、おそらくは高そうなレース盛りだくさんなドレス。 全く上品さに欠ける目つき。 何かを忘れてきたのに、その何かに気付いてすらいない人物です。 これもまた、幸福な姿なのかも、とも思います。 |
「THE BRIGHT IDEA DECK」の「(Green)10-ACQUISITION」 収穫とか獲物、という意味だそうです。 山ほど荷物を抱え、金も持ち、それでもなお、目の前に人参をぶら下げられて歩き続ける男。 幸福とは程遠い感じです。 向かって左側に乙女座の記号、右側に水星の惑星記号が見えます。 また、男の足元には鍵が落ちていますね。 このデッキでは、緑は「物質、五感、環境」などを表すようです。 タロットでは貨幣に当たります。 物欲を追い求める究極の姿、ということでしょうか。 人はパンのみで生きられるわけではありませんが、パンがないと生きてはいけません。 ただ、幸福になるために生きていくんだと思うのです。 |
「THE BRIGHT IDEA DECK」の「(Green)FEELING-COMFORT」 今現在、とっても憧れている情景です。 不眠気味で薬常用者、ということもありますが、部屋の片付けなどという無謀なことを夜になってから始めたため、ちょっとすぐには寝られない状況なのです。 眠りって、とても大切ですよね。 安らかな、心地好い眠りというのは、健康で快適な生活の基本ではないかと思います。 |
「ALBANO-WAITE TAROT」の「DEATH.」 何となく「死」のカードを選んでみたくなって、眼に留まったのがこれでした。 なんか、すごい配色ですね。 この空の赤茶色が何とも言えません。 太陽と司祭らしい人物の衣の色が同じなところに意味があるのでしょうか? 奇妙な鮮やかさと生命力を感じてしまいました。 |
「ALBANO-WAITE TAROT」の「QUEEN of WANDS.」 今日気付いたのですが、このデッキのコートカードは背景が空色なんですね。 ペンタクルは緑、ワンドはオレンジなんですが。 ただし、ワンドのコートカードは背景の色が濃いです。 へええええ... 実は、ワンドのクイーンはあまり好きなカードではありません。 足元に黒猫がいるし、合ってもよいはずですが、ウェイト版のこのカードは、どうも波長が合いません。 立派過ぎるのかな?不思議です。 |
「日本の神様カード」の「天宇受売命.」 あめのうずめのみことは、天照大神が天の岩戸にお隠れになった時に大神を誘い出すために踊った神様です。 子供向けの神話集では隠してありますが、全裸で踊ったことは間違いないようです。 私は、日本の神様では、この方と猿田毘古神が好きです。 私にとっての日本の神話の原点は、手塚治虫さんの「火の鳥」なんですね。 手塚さんは何度も「猿田」を登場させます。 古い神でありながら、新しい神を受け入れ、先導を務めた神に手塚さんは何を見出していたのでしょうか。 |
「THE DRAGON TAROT」の「KNIGHT OF WANDS」 某社の竜物が私としては今ひとつだったので、ちょっと嬉しかったデッキです。 私としては珍しく、小アルカナの方が気に入りました。 しかも、小アルカナは数札です。 西洋の竜は、ほとんどの場合悪玉です。 光物が好きだったり、乱暴だったり、愚か者だったりしますね。 映画「ドラゴンハート」のような竜が好きです。 人に媚びる竜なんて、と思いますし、威張り散らす竜なんて、とも思うのです。 |
「小倉百人一首」の「光孝天皇」 占いカードですらありませんね... 先日、猫のお供をして父宅に出向いたところ、押入れを開けたら出てきました。 古いです。 色々と痛んでます。 昔は好きだったんですよね。 嫌いになったのは、中学の授業で丸暗記なぞさせられてからでした。 こうやって古典嫌いの人が増えてくのですよ、全く。 |
「Sensual Wicca Tarot」の「ONE-NESS」 一応、ヨガなどのポーズのつもりかな、と。 性魔術というものがあるそうですが、よく知りません。 そもそも、性と生は密接に結びついているものだと思っています。 性を禁忌視することの方が異常ではないですか? しかし、性を肯定しても、そこに神秘性を見出そうとするのが神秘主義の性なのでしょうか? 性別も含めて、特別視する必要はないと考えるのは行き過ぎでしょうか? |
「Tarot of the Magical Forest」の「THE MAGICIAN」 今日、不思議の国のアリスのDVDなど観たものですから、つい選んでしまいました。 懐中時計を持たせたいですね。 内容は、割と普通のライダー系です。 ウサギが杯、貨幣がキツネ、棒がカエル、剣が猫。 で、羊が天使ってのもなあ... 宗教家はフクロウらしいです。 |
「Tarot of the Magical Forest」の「STRENGTH」 可愛らしい動物の絵のはずが、どこか怖い絵柄が多いこのデッキ。 その中で、もう「LOVE」って感じのカードじゃないですか? 恋占いで、「恋人」のカードよりも、こちらが出た方が幸せな気がします。 |
「Contemplative Tarot」の「Man(の裏)」 画像が見難いですね。 このデッキは、解説書にもありますが、占い向きではないと思います。 大アルカナと小アルカナ、小アルカナでもスーツによって裏模様が異なるのです。 これは、一般的には「愚者」と呼ばれるカードの裏です。 同じ大アルカナでも、このカードだけ黒地です。 他の大アルカナはベージュに近い色です。 また、大アルカナと小アルカナで絵のタッチが異なります。 画家が異なるように思えます。 意欲作には違いないですね。 |
「Contemplative Tarot」の「Man」 先週のカードの表側です。 えーと、ちょっと画像が見づらいですが、足を咬んでいるのは、山猫です。 あれ、痛いんですよね。 両前足の爪でがっしりと足を抱え込まれ、牙を立てられる。 穴がしっかりと開きます。 傷も深いです。 顔が妙にリアルで気の毒です。 |
「Sheridan Douglas」の「XVII THE STAR」 時々、「星」のカードが見たくなります。 このカード、中央の女性が金髪ではありません。 このデッキでは鮮やかな黄色が使われているカードも多いのに、このカードには使われていません。 夜のイメージなのでしょうか? |
「Sheridan Douglas」の「XXI THE WORLD」 色使いが華やかなカードが欲しかったので。 中央の人物の肌が薄紫なんですね。 このカードは、本当に色使いが独特です。 背景の青がきついと思うのは私だけではないと思います。 肌の部分だけ淡い、しかもこの色というのが面白いです。 |
「fANTASTICAL CREATURES TAROT」の「XII The Hanged Man」 やはり、U.S. Gamesのタロットは安心できるなー、と思う今日この頃。 私のところに届いたのは今日なのに、日本のamazonではもう直接扱っていないのですね。 と、お気に入りだと書きながら、このカードには文句があります。 「吊られた男」なのに、ゴーゴンなんですもの! 女性ですよ?一応。 確かに、見た者を石化させる女怪物姉妹ではありますが、これはないだろう!とちょっと乱心気味なのです。 |
「fANTASTICAL CREATURES TAROT」の「Seven of Swords」 相変らず解説書を読んでおりませんが、日本の妖怪を指しているのではないかと思います。 剣が日本刀に見えませんか? 狐が女人の姿になるといえば、葛の葉でしょうか。 女性の顔が悲しげに見えます。 安倍清明の実母である白狐ですね。 私の好きな坂田靖子さんの作品の中に安倍清明が自分の母親が狐だという噂に飽き飽きしているところに、傷ついた子狐を助けたところ、母狐が恩返しに来るという小話があります。 清明自身は、後に神格化された自分をどのように感じたでしょうか? 訊いてみたい気もします。 |
「fANTASTICAL CREATURES TAROT」の「Five of Swords」 画像が暗くて見難いですが、おそらく、たぶん、間違いなく河童です。 すっごく不気味で醜くて、可愛くないんですけど。 河童は、日本の民話でも河川で泳ぐ子供や人を襲う化け物ではありますが、胡瓜が好きで相撲が好きな愛敬のある水妖でもあります。 日本では、こうした自然の精霊に近い存在を神様の一種と考えていたのだと思います。 そして畏怖の対象でありながら親しみもある。 そういった感じを表して欲しかったなあ、と日本人は思うのです。 |
「Tarot of Reincarnation」の「XXII」 輪廻のタロットというわけですが、タロットカードとして使えるかというと大疑問です。 個人的には、蝶や動物のトランプも集めてしまうので大好きですけど。 このカードは、デッキの最後の物です。 最初のカードが、やはり東洋人の男性でした。 この人、日本人じゃないかな、と思いました。 邪馬台国人とか。 顔に刺青をしていれば確実にそう思っていますね。 ブックレット読むかな。 |
「Tarot of Reincarnation」の「0」 欧米人の描く東洋人って、特に中国や日本人って、こんな感じなのでしょうか? 細い釣り目。 この画像では見難いですが、この男性は、長い髪を編んで後ろにまとめているようです。 このデッキ、人は、この0と前回のXXIIの2枚だけです。 彼の前世を辿っていく、というイメージなのでしょうか? (だから、解説書を読めって?) |
「The Trutu-Seeker's Tarot」の「VI-Lovers」 可愛らしい童画風の絵柄で、これはないだろう?と思ったので。 清楚な女性と魅惑的な女性という、髪の色や髪型、服装までそれらしく対照的です。 個人的には、内面だと思うんですが。 ただ、年取ると内面が外見に表れますね。 いくら化粧やアンチエイジングとやらで誤魔化しても、どうしようもない部分はあるようです。 たとえば、人間的に成長していない者は、外見もそうなんですよ...いえ、誰とは申しませんが... |
「MYSTIC DREAMER Tarot」の「V THE HIEROPHANT」 最初見た時、てっきり「皇帝」だと思ったんですね。 足を組んでますし。 法皇様とは! この若さ、自信たっぷりの世俗性! 考えてみたら、法皇というのは、俗世の権威の象徴なんですね。 しかし、破戒僧っぽいなあ。 画像が小さいので分かりづらいかもしれませんが、「たらし」にしか見えません。 というわけで、お気に入りの1枚です。 |
「Yoga Tarot」の「PENTACLES 7」 人物の顔が無駄に美形なのと、色使いが気に入っています。 実は、ヨガのような肉体的に痛めつけるような修行は好きではありません。 生理学的には身体的な苦痛や疲労が一定量を越えると脳内からアドレナリンなどが分泌されて忘我の境地になるそうです。 お釈迦様は、それらの修行からは悟りを見出せなかったそうですが、悟りを求めようとする思いが先であって、形ではないと思うんですね。 ただ、整体に通って効果があったという同僚の話などを聞くと、健康分野では、確かに価値はあるのかも。 不健康の塊りとしてはちょっと誘惑にかられます。 |
「INITIATORY TAROT OF THE GOLDEN DAWN」の「XI JUSTICE(error)」 イタリアのカードメーカー「LO SCARABEO」社は、時々こういうミスをします。 大アルカナのVIIIを「力」、XIを「正義」としたのはA.E.ウェイトです。 伝統的なタロットでは、VIIIが「正義」でXIが「力」ですね。 イタリアのメーカーということもあるのかもしれませんが、ライダー・ウェイト系のカードなのに、札の名前だけを伝統的な順序で印刷してしまうことがあるようです。 ただし、このデッキでは間違いに気付いたらしく、正しいカードも入っていました。 わざわざエラーカードを出すという私の根性の悪さは置いておくとして、このカードの順序の違いというのはタロット勉強家としては意識しないといけないと思うのです。 というわけで、選んだ1枚でした。 |
「INITIATORY TAROT OF THE GOLDEN DAWN」の「XI JUSTICE」 エラーカードだけじゃあんまりなので、正しい方のカードも掲載します。 女性の足の下にいるのはジャッカルかコヨーテのように見えます。 狼という感じではありません。 気になるのが生きているように見えないこと。 影になっているせいでしょうか? 妙な角度ですよね。 こういうところに凝らなくても、という気がします。 |
「セーラー服をあなたに...」の「(PAUSE)」 タロットどころか、占いカードどころか、怪しいカードになってしまいました。 でも、この猫に囲まれて寝るという絵が可愛いんです! 一応、カードゲームらしいですが、どう考えても竹本泉マニアおよび制服マニア向けですね。 amazonによるとファン活動によって復刻されたものだそうです。 こんな物を持ってるから男性だと思われるんだろうなあ... |
「「MYSTIC DREAMER Tarot」」の「XVIII THE MOON」 このカード、次の「太陽」と合わせて見ると面白いんですが。 2枚同時掲載は厳しいので、次週にご期待ということで。 湖はありませんが、一応、ザリガニはいます。 見難いですが、右の下の方、線路の上です。 ルナティックな自覚のある私としては、この雰囲気が気に入っている1枚です。 |
「「MYSTIC DREAMER Tarot」」の「XIV THE SUN」 太陽の中の表情は、「月」のカードとあまり変わらないようなのに、意志の強さのようなものを感じるのは、色の関係でしょうか? 向日葵はお約束として、子供ではなく、着衣の女性というところが独特です。 不思議なくらい明るさを感じません。 「太陽」のカードといえば、公明正大な明るさ、という印象があるのですが。 落日のように見えるから? 古く、崩れ落ちそうな城、既に半ば荒野と化している庭園で、過去を捨て去り、前を向いて進もうとする旧貴族女性、というように読んでしまいました。 |
「MYSTIC DREAMER Tarot」」の「5 OF WANDS」 このデッキ、やたらと惑星(おそらく月と地球)画像が使われています。 「Dreamer」ですから、夢の象徴でしょうか? また、ウェイト系では男性で描かれる人物が女性になっていることも多く思えます。 フェミニズム的な印象は受けませんが、作者は女性のようですから多少は意識的に女性を多用しているのかもしれません。 元来、女性的、男性的という考え方に、私は反対です。 「らしさ」とは社会的産物だと考えています。 時代によって、国によって、地域によって、「らしさ」は変わります。 最近、某インターネット書店の「おすすめ」に「男性向け料理本」が増えていることに憂鬱な今日この頃です... |
「B.O.T.A. TAROT」の「3 THE EMPRESS」 タロットデッキが気に入るかどうかは、「愚者」のカードが合うかどうかが大きいと思います。 私は、この「女帝」も気になります。 「魔術師」と「女教皇」も。 「愚者」と「魔術師」は、デッキ全体の印象と直結している気がします。 「女帝」は、私にとっての女帝のイメージに合うかどうか。 威風堂々と揺るがない、マリア・テレジアのような女帝。 このカードは完璧! |
藤田嗣治の猫の絵のプレイングカードの箱 藤田嗣治展で売られていたプレイングカードセットの外箱です。 この手のセットでは、2組のデッキが入っていることがあります。 今回、なぜ外箱にしたかと言いますと、中のカードの絵柄も同じなんですが、こちらの方が雰囲気が良い気がしたんです。 絵も大きいし。 藤田嗣治の絵自体は、私はあまり好きではありません。 ただ、この方の人生には考えさせられるものがあります。 ちなみに、猫の絵は上手いです。いや、全く、上手い! |
「B.O.T.A. TAROT」の「14 THE TEMPERANCE」 このカード、一般的な「節制」とはかなり違います。 一般的な「節制」では、天使は2つの水瓶を持ち、その間で水を循環させています。 このデッキでは、天使の右手には水瓶がありますが、左手には炎、右足元には獅子、左足元には鷲がいます。 天使の頭上には虹がかかり、背後の山々には太陽が輝いています。 これは、ほとんど「世界」のカードではありませんか? 「節制」は「死」と「悪魔」の間に挟まったカードです。 この順番も不思議ですよね。 死と悪魔の間に舞い降りた大天使ガブリエル。 ガブリエルは神の言葉を伝える天使であり、中世には水の属性を持っているとされていたらしいです(Wikipediaなどより)。 このカードでも、ガブリエルは水の流れに足を浸しています。 「節制」は私の大好きなカードです。 その出現する時々で全く異なる言葉を告げてくれる気がします。 |
「Il Tarrocco di Sandro Pipino」の「X L'EREMITA」 画像が見辛いですが、隠者の杖の先を蛇が昇っています。 隠者は、ほとんど目を瞑っているようです。 ここまで明示されると分かりやすいですね。 このカードは、独りで学ぶだけでは限界があることを警告しています。 頭で考えること、書物で学べることだけでは、何処かに迷い込み、実は袋小路にいるなんてことになりかねません。 多くの人の意見に耳を傾ける、自身の考えに固執せず謙虚になる、しかし、信念は曲げないこと。 難しいですけどね。 |
「Soulmate Oracle Cards」の「Courage 9」 タロットカードではなく、スピリチュアル系の占いカードです。 人生へのメッセージを伝えてくれる、という感じのようです。 「勇気」が、この小さな双葉の芽というところが大変印象的です。 ほんのわずかな、小さな芽、それが勇気。 ささやかな一歩を踏み出すことに本当にどれほどの力が要ることか! その一歩さえ踏み出せれば、先へ進めるのです。 ようやく見えたわずかな光に向かって、小さな一歩を積み重ねていきたい来年です。 |